街頭をはじめ、ショッピングモールや駅など様々な場所で目に入るのがLEDビジョンです。デジタルサイネージとも呼ばれ、電子看板の中でも大型で長距離視認性に優れているのが特徴です。輝度やコントラストが高く、発光効率も良いLEDビジョンは、遠くの場所からも正確に情報を届けることかできます。音や映像を流すことができるデジタルサイネージのディスプレイは、LEDのほかにも液晶が用いられている種類があります。
液晶ディスプレイの場合、液晶をバックライトで照らしますが、LEDビジョンの場合はLED素子を自ら発光させる仕組みです。このため、LEDビジョンは液晶と比べると圧倒的な明るさを出すことが可能です。明るくコントラストがはっきりした映像は、100m以上離れていても、内容をしっかり視認できるため、街頭の大型ビジョンなどに適しています。反対に、近距離で見る場合は映像が粗く見えるデメリットがあり、高精細なLEDビジョンであっても、2m程度までが適正な視認距離となります。
デジタルサイネージは屋内モデルと屋外モデルに分かれており、屋外モデルはユニットが頑強であったり、防水防塵などの保護機能で外気の影響から本体を守れるのが特徴です。屋内と屋外では映像の見え方や必要となる明るさも変わり、屋外モデルの中には太陽光に匹敵する輝度を持つものもあります。屋内モデルを屋外に設置すると、ホコリや雨が侵入して故障の原因となるので注意しましょう。