射出成形で目的の造形を得るには

射出成形機を使えば複数の製品を同時かつ大量に製造することが可能ですが、金型のサイズと型締力に注意しなければなりません。金型を射出成形機に取り付けて溶けた合成樹脂を金型に注入すると、内部で強い圧力が発生します。金型は可動部分と固定部分があり、射出成形機は可動部分が固定部分に接近して金型が閉まる仕組みになっています。型締力が弱いと製品にバリが発生したり、金型よりも大きなサイズの粗悪品となってしまうので注意が必要です。

プラスチックを加工する方法には押出成形や真空成形など様々な種類がありますが、製造業の現場では射出成形が最も普及しています。日常生活で使われているプラスチック製品のほとんどは、射出成形機で作られたものです。この装置には溶けた材料を金型に送り出す射出部と金型で製品を成形する型締部の他に、加工条件を制御するコントローラーがあります。射出速度や圧力、シリンダーの温度や金型の温度などの加工条件を指定して制御するのがコントローラーです。

近年ではコンピュータを内蔵し自動的に加工条件を制御するタイプも広く普及しています。この装置には様々な機種が存在しますが、いずれも素材を溶かして金型に流し込み、製品を成形し冷却してから取り出す工程を1台で行うことができます。高品質な製品を製造するためには金型の設計・製作だけでなく、コントローラーによる型厚や圧力の調整などが重要です。計量値や速度の設定などを適切に行うには、装置の特徴や設定方法についても十分理解する必要があります。

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