LEDスペーサーでしっかり位置決め

電子部品であるLEDは、発光ダイオードを使った製品です。樹脂で覆われた発光体と正負の電極が出ているだけのシンプルな形状です。電極を基盤のホールに差し込んではんだ付けするだけで使うことができます。しかし、それだけでは発光体の位置が定まりません。

はんだによって固定する時に位置がずれたり、高さがまばらになることがあります。LEDはとても小さいため一つだけではあまり意味をなしません。複数並べて決められた方向に向いていることで必要な照度を得ることができます。また、LEDの向きが不揃いなことで商品価値が下がるようなことも考えられます。

そんな時はLEDスペーサーを使うと簡単に位置決めをすることができます。LEDスペーサーは絶縁体で作られていて電極を穴や溝に通すことで発光体の高和や向きを固定することができます。特に基板から直角に曲げるような付け方をしたい時には便利です。電極の間もしっかりと固定するので、よれやねじれによる電極同士の接触が起きることもありません。

連続して複数個並べるような状況ではLEDスペーサーによって工数を削減することができます。LEDを取り付けていくことで全ての向きや高さを簡単に合わせることができるので組み付け後の位置決めの作業がいらなくなります。位置が合わないことでの不良もなくなるため歩留まりも良くなります。安定した製作や品質の向上を実現するためにはLEDスペーサーが有効です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です