切削加工についての基礎知識

切削加工とは、金属や樹脂などの素材を切削工具を用いて切り削る加工方法です。除去加工とも呼ばれるこの工法は、鉄、ステンレス、アルミ、黄銅などの金属のほかにプラスチックや樹脂などの非金属も材料として加工することができ、多種多様な形状が作り出せることに加え精度が高く、強度もあることが知られています。形状が複雑になりがちな機械部品や実験装置などの製作にも用いられ、用途は産業用機械、医療機械、自動車部品、鉄道、半導体関連部品などの精密製品など多種多様に渡っています。切削加工の種類には旋削加工、フライス加工、穴あけ加工の3つが代表的です。

旋削加工は旋盤と呼ばれる工作機械を使用し、固定された材料を回転させ、横からバイトと呼ばれる刃物工具を当てて移動させながら目的の形状や寸法に仕上げる方法です。主に丸い部品を形成する目的で使用され、身近なものとして、ボルト、シャフトなどの製品があります。フライス加工ではフライス盤と呼ばれる工作機械を使用し、旋削加工とは逆に刃の方を回転させて加工する方法です。固定された材料を左右に移動させながら素材を削って仕上げて行くため、旋削加工が丸い素材を扱うのに対してフライス加工は四角い素材に用いられます。

最近では、プログラム制御によって加工を行うNC自動旋盤・NCフライス盤が使用されるようになりました。穴あけ加工は文字通り工具を回転させ、素材に穴をあける加工方法です。材料を載せるテーブルの役割をするボール盤、穴をあけるためのドリル、穴をあけた後の精度・研磨に使うリーマという工具が使われます。いずれの切削加工においても加工する部分を円滑にする、金属の切りくずが残らないようにするための冷却切削油の使用が重要です。

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